音楽史の転換点にたった曲

日にち薬といいますが、ばぁさんの腕の痛みは日毎によくなり、ようやく重いポットを片手で持ち上げることができるようになりした。最近義理母のところに、湯治に出かけておりまして、猫目石も良いお湯をいただいて、満悦です。

昨日戻ってまいりまして、ばぁさんは即刻譜面の手直しをしておりました。清書も連休あけて少ししたら、終わるようでございます。今回は腕の故障により、スローペースになりました。これもばぁさんの自己管理能力がないせいだ!と猫目石は毎日怒っております。

先ほど猫目石に猫のプリンを差し入れたばぁさんとともに、トリスタン(CD版)を聴きました。イゾルデ役のマーガレット=プライスさんの声が麗しゅうございます。(2011年逝去 69歳だったようです)ビブラートが少なく、聴きやすいですね。


前回の記事のは、ライブ版で、リゲンツァさんという方の演奏。こちらも高貴な印象を受けました。この方は50歳で引退されたということです。


われわれは、高音域でむやみやたらとビブラートをかける歌手が嫌いなのです。ビブラートをかけない声が好みです。
クライバー 氏もそうだったんでしょうか? トリスタンとイゾルデといえば、不倫のドラマですが、現実を超越した世界が描かれております。

叙情的な演奏だと思います。ワーグナーらしくないから嫌いだという方は、向かないでしょう。ばぁさんは、半音階を聴きながら、「これが音楽史の転換点になった曲かぁ・・・」とつぶやいておりました。半音階の連続によって、調性が曖昧であること。ここから無調への入り口となっていくんですね。

でもワーグナーの意図したいことは別にあったと感じてます。音楽学者の分析と作曲家の思いは違っているのでは?半音階を連続させて、モチーフをからみ合わせなければ表すことができなかった何かがあるのではないか・・・それが時代と適合したのでしょう。こういうの、運というのかもしれませんね。

作ろうと思って、作れるものではないと思います。

クライバー氏の演奏はあっさりしているとは思いますけれど、重要なモチーフの絡み合いははっきり聞こえるし、聴き手に意識させてくれます。私は好きな演奏です。よくワーグナーの楽曲は「息が長い」と言われます。でも彼の演奏は、どちらかといえば息が短いと感じます。言い換えれば現代風かもしれません。

ばぁさんも高校生のときは、息の長い旋律を書けと、師匠に怒られていたようですよ。そのときは息の短い旋律しか書けなかったと聞きました。でも現代は、息の長い旋律ははやらないですね。>歌謡曲などでも。それはバックのリズムや機材の関係もあるかも。日本語らしいしゃらしゃらしたメロディだと、リズムにのらないからではないでしょうか?

日本語か、外国語かわからない歌詞をのせていますね。それもよかろうと猫目石は思います。なんでもかんでも、歌詞に囚われないことは、音楽重視の姿勢でいいのでは?保守的なじぃさん、ばぁさんは、「あんなのだめだよね〜 何やってるかわからない」などと言って、時代についていけない感覚となり、どんどん老化していくのですよ。

われわれは新しいものにずっと触れていたいと思います。オーフィアスも純粋なクラシックではなく、他者や他猫のお耳を煩わせないように考えておりますよ。かといって先端を突っ張りし、時代を先取りしようとは思ってもおりません。時代の後ろを振り返り、後からついていくのです。

ところで、クライバー氏のこと。神経質でキャンセル魔だったようですね。
クライバー氏がもし指揮者でなかったならば、よかったのにと思います。個人プレイのほうが彼にはあっていたかもしれません。職人的な集団をまとめるのは、大変なストレスを抱えます。単なる音楽好きだけでは務まりませんから。

偉大な指揮者ではなく、ユニークなアーティストだったのでは?指揮法については、かなり正統的だと思います。演奏中に棒を振ってない部分があります。この部分は、演奏者に任せておいても大丈夫だからです。そういうのを、人によってはいい加減だと評する方もいるようですね・・・

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ジャンル : 音楽

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プロフィール

猫目石金平

Author:猫目石金平
55年間、主として音楽のみで活動してきました。

しかし・・・・・・・同じような仕事の繰り返し、黙ってやっていれば安泰だけど、自分の本当の意味での作品が作れないとの危機感に陥っていたのが、2008年〜2009年。

2010年に、10年以上続けた仕事を断り、自作品を作ることにしました。

2013年より2016年頃まで、ちょっとした迷いがあり、音楽活動を休止。

2017年3/22の父の死により転機が訪れます。父が亡くなる前、私の演奏や曲を聴きたがっていたこと、その他さまざまなことが重なり、創作活動に的を絞ることを決意しました。

2010年より創り続けている作品、預言物語「オーフィアス組曲」、さまざまなことが重なり、なかなか時間がとれませんでしたが、2017年初夏、集中できる環境に入りました。

2017年末、音楽の世界に本格的に戻ります。
2018年、新たな自分の世界を構築する方向に向かっています。

オフィシャルサイトを作りました 
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