HPの創作活動のページ←こちらクリック を大幅に更新いたしました。
ばぁさん、このために約2時間程度時間をかけたようでございます。更新しつつ、
われわれが変容するのに、約8年間かかったんだねぇとつぶやき遠い目をしておりました。
そうですよ、ばぁさん!あなたは8歳年をくって、老人になったんです。
以前はばぁさんと言われてはおりませんでしたね。単なる未熟者でした。金平はそのころまだ、子猫でした。今やばぁさんの片腕として働いております。
更新したページにも書きましたが、われわれオーフィアス組曲の創作(文章も音楽も)をしていくうちに、人生も猫性も進化しました。言い換えれば作品とともに、成長したと言えると思います。
実は2006年あたりよりもずっと前から、仕事への葛藤がつきまとい、なんとか方向転換したいと思っておりました。2008年の暮れあたりに、オーフィアスのキャラクターに格上げされましたぬいぐるみ作家の方の消息が妙に気になり、ばぁさんはネットで検索をかけまくりました。で、長野の貸画廊の方から
「あの方はご病気になってしまわれ、一切の制作をやめてしまわれたときいております」と伺いました。
ばぁさんは、一匹だけどうしてもほしい猫さんがいたのでございます。諦めきれなかったばぁさんは、ぬいぐるみメーカーの社長に頼みこみました。そうしたら翌年年賀状がきまして・・・
「彼女は相当な重病だから難しいと思います」とのことでした。さすがのばぁさんも諦めていたところ、瀕死の状態にも関わらず、ぬいぐるみ作家さんから電話があったのです。これはメーカーの社長が
「ぬいぐるみを作ることで生きる望みが湧いてきたら、少しでも長生きできるのではないか」と気を利かせてくださったのでした。
ばぁさんはいつ亡くなるかわからない方に頼むのに、躊躇したのですが、作家さんが
「作らせてください」とおっしゃったので、受け入れたのでした。そのとき、宮之島しろさんは
「かぁさんが死ぬ」と言いつつ、ベッドにつっぷして泣いておりました。本当は一度お目にかかりたかったのですけれどね・・・そうすれば、しろさんにもじゅりさんにもあわせることができたのにと思いました。残念でならなかったです。
このようなある意味、不思議なご縁をいただいて、オーフィアス組曲の創作はスタートしたのでございます。4ヶ月後に、作家さんは息をひきとりました。われわれ、お別れ会でファン代表として挨拶までいたしました。年末には、会社主催で個展まで開いたのでございます。
個展では、ばぁさんが書いたメールまで陳列されまして、その文面に心を惹かれたお客様が、いっぺんに猫を四匹も買っていかれたと、伺いました。その方は、ペンションを経営されており、
「この猫は売り物にはしたくはない。」とおっしゃられたようです。感じるものがあったのでしょう。
その後、われわれの元に、白猫さんと黒猫さんがやってまいりました。最後の二匹だということでした。白猫=鈴さん、黒猫=ノアさんとなり、作品中に登場しております。
その後は、七転八倒、紆余曲折の毎日でございました。2015〜2016年くらいにかけての窮乏ぶりも、今となっては懐かしい思い出となりました。お湯も出なくなり、エアコンも壊れ、お金がなくて電車にも乗れず・・・それなのに健康になり、夏を満喫したしましたね〜
ばぁさんは針のむしろに座りながらも、曲を書いておりました。将来の目処もたたず、どうにもならない状態でしたのに。
今のわれわれは、何かを乗り越えたと感じております。心が真っ白になりまして、他人や他猫も気にならず、ひょうひょうと生きております。ばぁさんも、肩の力が抜けてまいりまして、楽だといっております。
思えば、音楽の世界からも2013〜2017年末くらいまで足を洗っておりました。復帰することはないと思っておりましたのに・・・わからないものです。また、偶然が偶然を呼び、西洋占術なるものをおすすめになった方とは、バチっとご縁がきれてしまいました。ちなみに、バチっと切れた日は亡き父の月命日でございました。
われわれにとって西洋占術を勉強したことは、無駄ではなかったです。たったひとつ・・・
「未来はわからない」という事柄を体験により理解できたことは大きいです。
亡き父の病がもたらした幸運は、あちこちにあります。親というものは、亡くなっても子供のことを思っているのでしょうか?
ばぁさん、夢中になって長文を書いておりますが、このへんでやめると言っております。われわれが書きたかったことは、大きく方向転換するには一朝一夕にはいかないということです。8年というのは一区切りですね。他人、他猫との関係においても、われわれの体験によれば、8年で別の方向にすすみます。
8年間何もできなくても、必ずや闇が明ける日はくるということ。また、夜明け前が最も空が暗くなるんですよ。われわれも自然界の一員であれば、この真っ暗闇を体験する必要があるんです。夜明け前を体験するには8年くらいかかるんでしょう。
あ、それから新blog準備中です。「はてなぶろぐ」でやります。楽曲分析、介護のこと、オーフィアスについても触れますよ。たまには密造酒についてもね。楽曲分析については音楽だけで語るのではなく、内面から書いていきます。何にしても人間のやること。人間の内面から踏み込まなければ、分析したことにはなりませんのでね。
テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽