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今は亡きカルロスクライバー氏

今日はばぁさんが綴ります。猫目石は確定申告疲れで、暫しおやすみしております。

カルロスクライバー 氏が亡くなってから、14年ほど経ちました。私はそれほど思い入れがあったわけではありませんでしたが、数十年前のスカラ座引越し公演のときに、この方の演奏を偶然拝聴する機会に恵まれました。その後は、音楽の仕事も忙しくなり、商業的作品に手を染めてからというもの、西洋クラシックから遠ざかっておりましたが・・・

現在は、netというものが発展し、気軽に亡きアーティストの演奏を聴くことができるようになりました。息抜きにウィーンフィルなどの演奏を聞き回っておりましたところ、クライバー氏のトリスタンの演奏に行き着きました。過去にも聴いていたと思いますが、年を経て、聴き方が変わってまいりました。

5年ほどまえ、クライバー氏の演奏をわりによく聴いていた時がありました。あのときはまだ私が、異ジャンルである西洋占術を勉強中のときでありました。クライバー 氏は蟹座でしたね。蟹座ってゆーのは、極端から極端に走りやすいという性格をもつようだと、思っておりました。

多少は当たっているところもありますね。また、水サインなので感情を大切にする。西洋占術の理屈ではこのようになるのでしょうけれど、現実は神話の世界と同一ではありません!

クライバー氏の場合は、譜面を精査し思うような音を出すには、どのような手法をとればよいのか、綿密に打ち合わせをするわけです。そのため、リハーサルが非常に長いようでした。リハーサルを興味深く拝見いたしましたが、やはりこの方は、生まれつきの持ち物が違います。

たとえ平等に教わったとしても、彼のようにはなれないです。譜面の奥底を探って、ご自身の本質と重ね合わせるわけです。それを言葉にして、演奏者に伝え、音にしていきます。音に物語を重ね合わせます。そういう方も大勢いるでしょうけれど、非凡な言葉を選び出すことができる人は、そうそういないです。

ネットをみていますと、彼のお父さまが似たようなリハーサルを行っておられたようですが、お子さんのほう(カルロスクライバー氏)は親のモノマネではなく、独自の感覚で新たな味付けをしていたのですね。

私の楽曲分析も、彼の方法に近いものがあります。形から入るのではなく、本質からふみこんでいく。このような分析をしつつ、ピアノのレッスンをすれば、即座に変わるのではないかと思っておりましたが・・・今はレッスンはほとんどやっておりません。また、一段落ついたら開始したいと思っています。

それはともかくとして、トリスタンとイゾルデ。クライバー 氏の録音はもっておりませんでしたので、良き機会だと思い、購入いたしました。youtubeではとりあえず前奏曲だけ注意深く聴いてみましたが、今まで耳にしていた演奏とは全く違いました。

世の中にはいて捨てるほどある出来事。ある意味ゴミみたいなものを、昇華させています。これをアートというのでしょう。このような演奏を聴けば、まがい物は聴きたくないと思います。

実は少し前に、いつも依頼されるゴミのようなお仕事をお断りいたしました。以前から、いつかはお断りすることになろうかと、思案しておりました。それが現実となってしまいました。相手がたの返信はしばらく放置。昨日読んでみたところ、こちらが断っているにも関わらず、真に受けておられないようでした。

それでも、顔を合わせなければいつかは諦めることでしょう。私はお目にかかる気持ちはありません!

本物を聴けば、心がゆらぐのです!

さまざまな偶然と縁が重なったせいでしょうか?先月末から今日あたりまでのわずか2週間ほどで、大幅に変わりました。やること自体は同じですが、自分自身が変化したということです。大げさに書けば、変容ですね!

変容というのは、固定化されますから、過去に戻ることはないでしょうね。このままやっていくんでしょう。

ここ数日は、カルロスクライバー 氏の逝去の地。スロベニアの山奥、コンチシカの風景を眺めたり、実際に訪れたファンの方々の文章を拝見しておりました。「天才指揮者の墓の割には、簡素だった。クライバー 記念館も小さな小屋。彼の不器用な生き方を反映しているようだった」と書いておられました。

ちなみにお墓までは交通機関がないのだそうです。コンチシカは無人駅でもあります。2015年現在で住民は100人ちょっと。私も山奥で生まれましたが、そこでさえ1000人以上の住民がおります。その1/10 すごいところなんでしょうね。ちなみに、こちらは亡き奥様のふるさとであるとか?

何もないだけに、食べるものなどはおいしいのだと思います。スロベニアを旅した方々は、華やかではないけれど、満足できるところだと書いておられます。私も行ってみたい土地です。

下記はコンチシカの風景。カルロスクライバーのお墓も写ってます。





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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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プロフィール

猫目石金平

Author:猫目石金平
55年間、主として音楽のみで活動してきました。

しかし・・・・・・・同じような仕事の繰り返し、黙ってやっていれば安泰だけど、自分の本当の意味での作品が作れないとの危機感に陥っていたのが、2008年〜2009年。

2010年に、10年以上続けた仕事を断り、自作品を作ることにしました。

2013年より2016年頃まで、ちょっとした迷いがあり、音楽活動を休止。

2017年3/22の父の死により転機が訪れます。父が亡くなる前、私の演奏や曲を聴きたがっていたこと、その他さまざまなことが重なり、創作活動に的を絞ることを決意しました。

2017年末、副業仕事から完全撤退し、音楽活動を再開します。
2018年6月、音楽創作活動に本格復帰。同時に商業的な音楽活動も再開。

11月24日、天王洲スタインウェイ東京ショールームにて、オーフィアス組曲中の楽曲の一部、生演奏によるお披露目の機会を得ました。

オフィシャルサイトを作りました 
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